病院長あいさつ

病院長あいさつ

 新研修医の皆さんは大学生活を終えて,社会人として医師として第一歩をスタートしました.これからの研修医としての2年間は,経験する事側のひとつひとつが皆さんを大きく育てていきます.多くの症例を経験するとともに皆さんを取り巻く医療はもちろんのこと,医療以外の社会の多様なことに積極的に関わり,プライマリ・ケアができ,患者さんに優しいプロフェッショナルとしての元気な若手医師に育つことを心から願っております.

 臨床研修の大部分はOn the Job Training (OJT,働きながら学ぶこと)ですが,シミュレーターを使ったトレーニング,カンファレンスや勉強会などの,off the job training (off-JT)も併用して,段階を踏みながら指導医とともに診療の経験を積みます.

 救急の対応は,救急科のローテーションと救急外来での日当直,各科のオンコールを通して,2年目には初期対応ができるレベルになります.将来専門医としての道を歩み始めたときに若いこの時期でなければ経験できない,いろいろな診療科についても研修するスケジュールになっています.

 これからの研修にあたって大前提となるのが,社会人としての常識とコミュニケーション能力であり,研修中にこの2点を磨くことを心がけて,スタッフや患者さん,患者さんの家族から,『この医師なら相談しやすい.説明がわかりやすかった』と言われる医師になってください.決して,高圧的な医師(Disruptive doctor)にならないように願っております.

 ローテーションの間に自由研修期間がありますが,磐井病院を含めて12個所ある,いわてイーハトーヴ臨床研修病院群の他病院で研修することも可能であり,多くの経験を通して医師として持つべきスキルを充実させてください.

 皆さんが,われわれの仲間になって,さらに活気のある病院にしてくれるのが楽しみです.一緒に楽しく勉強しましょう.

2017.4.1 岩手県立磐井病院病院長 加藤博孝