岩手県立磐井病院

理念・基本方針・患者さんの権利と責務・病院からのお願い

理念・基本方針・患者さんの権利と責務・病院からのお願い

磐井病院理念

 

地域と連動し、患者さんにやさしく、質の高い、安全な医療を提供します

 

 

磐井病院基本方針

1. 十分な説明と同意のもと、患者さん中心の医療を提供します。

2. 常に最新の医療を求め、高度でかつ専門的な医療を提供します。

3. 患者さんの安全を最優先としたチーム医療を提供します。

4. 地域医療と連動し、患者さんの健康増進、救急医療の充実に努めます。

5. 豊かな人間性と優れた専門技術を持った医療人を共育を行いながら育成します。

6. 職員一人一人が自覚をもって健全な病院経営に努めます。

7. 新しいことはデータに従って理論的に行い、必ず施行後に検証を行います。

 

患者さんの権利と責務について

医療とは患者さんと医師をはじめとする医療提供者とが相互の信頼関係に基づき、協力してつくり上げていくものであると考えています。「当院は、納得できる医療の提供を目指すという理念のもと」、患者さんの基本的な権利を明確にするとともに、患者さんに守っていただく責務を定め、「患者さんの権利と責務」としてここに制定します。

平成18年10月作成 平成25年.10改定(令和5年10月最終改訂) 病院長

患者さんの権利

1.個人として尊重され、良質な医療を公平に受ける権利

患者さんは、治療や検査などに当たり、社会生活を営む一人の人間として尊重され、差別を受けることなく、適切な医学水準に基づいた安全かつ適切な医療を受ける権利があります。

2.十分な説明と情報提供を受ける権利

患者さんは、検査や治療の必要性、危険性、他の治療方法の有無などについて、理解しやすい言葉や方法で納得できるまで十分な説明と情報の提供を受ける権利があります。

3.自らの意思で選択・決定する権利

患者さんは、自分の意思で受ける検査や治療方法を選定し、または望まない医療を拒否する権利があります。他院を含め他の医師の意見(セカンドオピニオン)を求める権利があります。

4.個人情報やプライバシーを保護される権利

患者さんは、診療過程で得られた自らの個人情報とプライバシーを守られる権利があります。

 子どもの患者さんの権利

岩手県立磐井病院は、地域の小児医療を担う病院として『こどもの権利条約』を守り、周産期および
小児の医療、保健レベルの向上に努め、未来ある子どもの望ましい成長発達を支えるため、以下の
ことを宣言します。

1.子どもは、安心できる環境の中で、良質で思いやりのある医療を受ける権利があります。

2.  子どもとその家族は、医療について年齢や理解度に応じた十分な説明と情報の提供を
  受ける権利があります。

3.  子どもとその家族は、不必要な医療処置や検査から守られ、家族が治療に参加できるように
     配慮されます。

4.  子どもとその家族は、医療について自由に意見をのべ、自ら医療を選択しあるいは拒否する
     権利があります。

5.  子どもとその家族は、担当医以外の医師の考え(セカンドオピニオン)を求める権利があります。

6.  子どもは年齢や症状に応じた養育を受ける権利があります。

7.  子どもとその家族は、自己の診療録の開示を求める権利があります。

8.  子どもとその家族は、いつでもプライバシーが守られ、個人情報の保護を受ける権利があります。

患者さんの責務

1.正確な情報を提供するとともに、疾病や医療を十分理解する責務

患者さんは、医療提供者が的確な判断を行えるよう、自らの健康に関する情報をできる限り正確に伝えてください。また、納得できるまで質問をして自らの疾病や医療について十分理解してください。

2.医療に積極的に取り組む責務

患者さんは、検査や治療について納得し合意した方針に意欲を持って取り組んでください。

3.快適な医療環境づくりに協力する責務

患者さんは、他のすべての患者さんが快適な環境で医療を受けられるよう、病院の規則や病院職員の指示を守ってください。

4.社会的ルールを守る責務

患者さんには、社会的ルールを遵守し、他の患者さんのプライバシーや権利を尊重し、医療費を適正に支払う責務があります。

病院からのお願い

1.敷地内全面禁煙にご協力ください

「病気の予防」「健康の維持と推進」および「受動喫煙による健康被害の防止」のため協力ください。

2.将来の医療を担う医療従事者の教育にご協力ください

当院は教育施設です。将来の医療を担う研修医や実習生が学んでおります。患者さんや地域の皆様と一緒に医療スタッフを育てる取り組みにご協力ください。

3.暴力・暴言・迷惑行為はおやめください

暴力・暴言・迷惑行為があった場合は診療をお断りします。必要に応じて警察に通報する場合があります。