看護科

看護科

目次

  1. あいさつ
  2. 看護科理念・行動指針
  3. 病棟の紹介
  4. 手術室・外来の紹介
  5. 看護科教育プログラム
  6. パートナーシップナーシングシステム(PNS)
  7. 認定看護師紹介
  8. 看護科委員会紹介

あいさつ

 

私たちは、病院の理念の「地域と連動し患者さんに優しく質の高い安全な医療の提供」に基づき、「その人らしさを大切にした優しさと信頼のある看護」を行います。
地域に開かれた病院をめざし患者支援センターを中心に「信頼・安心・満足」していただけるよう、患者さんが外来・入院・退院と一体的に相談できる体制を整えています。
さらに院内外で働く他職種の方々と連携して必要な医療や介護が継続の実現を目指しております。
 看護師が楽しくいきいきと働き続けられる職場環境づくりを進め、地域の方々が満足していただける病院作りに取り組んでまいります。

総看護師長 中村 利江

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看護科理念

「その人らしさを大切にした優しさと信頼のある看護の提供

 

看護科行動指針

1.安全で安心な看護を実践します

2.看護の質の向上を図ります

3.医療・介護・福祉と連携し地域医療に貢献します

4.働き続けられる職場づくりに努めます

5.変化に柔軟に対応した経営に貢献します

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2病棟

2病棟は、外科・救急科・歯科口腔外科を担当しており、消化器・乳腺・甲状腺などの術前・術後の方や、緊急で入院された方々に対応させて頂いております。

皮膚創傷ケア認定看護師、乳がん看護認定看護師、がん専門看護師、リンパ浮腫セラピスト、緩和ケアチームと連携し専門分野における質の高い看護が実践できるよう取り組んでおります。

また退院にむけて薬剤師、栄養士、リハビリスタッフ、退院調整部門など多職種と連携し準備をお手伝いさせて頂いております。

患者様やご家族様の思いに寄り添った看護を提供できるよう、日々スタッフ一丸となり取り組んでおります。

 

3西病棟

3西病棟は、小児科・形成外科・新生児科・産婦人科の60床の混合病棟となっております。

小児科では急性期から慢性期にわたる幅広い医療を展開しております。入院中も皆様に楽しんで頂けるよう、季節の飾り付けなどの工夫をしております。

眼科では白内障の手術がされており、12日で速やかに治療を受け、退院できるようにサポートしております。

又、当院は地域周産期母子医療センター指定病院となっており、在胎34週からの新生児医療を行っています。新生児蘇生法講習を受けたスタッフが中心となって、スタッフの育成にも力を入れております。

産科では妊娠から出産後までサポートする助産師外来を行っております。コロナ禍以降、ZOOMによる開催となっていますが以前と同様に母親学級は働くご夫婦のために月1回土曜日も開催しており、同日に祖父母学級も開催しております。さらにバースプランやフリースタイル分娩など自分らしいお産ができるよう支援しており、現在はBFHBaby Friendly Hospital:赤ちゃんにやさしい病院)更新をめざし母乳育児推進に取り組んでおります。

 

3東病棟

 3東病棟は、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、耳鼻いんこう科の60床の混合病棟です。診療科の特殊性から緊急入院や緊急手術が多いため、患者さんと御家族の不安や心配事が緩和でき、状況が受け入れられるよう努めております。また、患者さんと御家族の思いを受け止め、医師・リハビリテーション科・栄養科・退院調整部門などとカンファレンスを行い医療チームとして、入院時から退院後の生活をふまえた取り組みをしています。早期リハビリテーションを介入し日常生活援助を通し、患者さんが自立できるようになった喜びを共有しながら、時に励まし在宅復帰に向けた援助を行っています。スタッフ一同「患者・家族を尊重した接し方」「あたたかい笑顔」をモットーに、一人一人の患者さんに向き合い寄り添った看護を行っております。

 

4西病棟

 診療科は消化器内科とコロナ陽性患者(診療科は問わない)入院病棟で一般病床29床・コロナ入院病床10床の計39床の混合病棟です。

 看護職員数は、看護師23名・看護補助者2名の25名です。

 消化器内科では、内視鏡治療や化学療法・肝生検・肝動脈塞栓術・ラジオ波焼灼療法等の専門的治療を要する患者さんを受け入れています。患者さんや家族の方の不安や戸惑いが軽減され、検査・治療に専念できる環境を作り、医師をはじめ多職種が連携しあいながら患者さんに寄り添った看護を提供しています。

 令和5年5月に新型コロナ感染症が5類に移行しましたが、院内感染防止の観点からコロナ陽性患者入院病棟をして継続した対応を取っています。診療科が多岐に渡るため各科医師と連携し、療養期間中の患者さんや家族の不安軽減に努めています。また、院内感染防止のため、PPE着脱訓練やコロナ対応マニュアル読み合わせを定期的に開催しています。

 看護体制は働き方改革の一環として2交代制を導入し、スタッフが働きやすい環境を作り、患者さんに笑顔で対応することを忘れずに、安全・安心な看護提供を実践しています。

 

 

4東病棟

4東病棟は、循環器内科、脳神経内科、救急科、呼吸器内科、皮膚科、放射線科の混合病棟です。

病棟の特徴としては、救命処置、意識障害や活動障害の援助、ADL拡大に向けてのリハビリ訓練、化学療法、熱傷処置介助を含めた専門的な治療介助、看護ケアを行っております。

患者さんやご家族の気持ちを尊重し多職種でカンファレンスを行い、早期にリハビリ訓練を開始、患者さんの持てる力を引き出す関わりを実践しています。病棟内にはリハビリコーナーを設け、塗り絵やDVD鑑賞、廊下には一目で歩行距離がわかる表示を行い歩行訓練の目標、意訳的に機能回復訓練に取り組めるようにしています。また、治療や治療後の療養環境を整えるためチーム医療を推進し、必要時は退院後訪問に伺っています。
 患者さんやご家族の思いに寄り添った看護と日常生活援助を行い、安心して療養生活を送ることができるように、私たちは笑顔での対応を心がけています。

 



5病棟


「緩和ケア病棟ご案内」こちらからご覧ください。    

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手術室

手術室では10診療科の手術を年間およそ2500件行っています。手術担当看護師は、術前訪問に伺い、情報収集と情報提供を行います。麻酔や手術に対する思いを傾聴しながら、患者さんそれぞれに合わせた術中のケアが提供できるよう計画を立て、看護実践しております。チーム医療の場である手術室では、安全に手術を受けられるようにすべての手術でカンファレンスを実施し、各科医師・麻酔科医師・臨床工学技士・放射線科・薬剤科・検査科・病棟・外来と連携して麻酔や手術を行います。また、スタッフ教育にも力を入れており、手術看護認定看護師を中心に、日々進化する手術医療に対応できるよう知識や技術の習得に励んでおります。

 

外来部門

外来は診療21科が、5つのAU(ユニット)と救急処置室・中央処置室・化学療法室・内視鏡室・透析室・歯科口腔外科にそれぞれ分かれて診療を行なっています。

診療体制は予約制を導入し、待ち時間を最小限にするよう努力しています。また、待ち時間には定期的なラウンドを行ない、診療の進行状況に関する情報提供や、待合室にいる患者さん方の体調などに配慮しております。

専門知識をもつ認定看護師がおり、救急処置室、リンパ浮腫外来、緩和外来、ストーマ外来、助産師外来、糖尿病指導など各分野で対応しています。患者さんのご相談や不明な点への対応もいたしますので、どうぞお気軽にご相談下さい。

 

【救急外来】

休日や夜間に発症した、急病の患者さんに対し、日当直医師(各科診療科医師)と看護師が当番制で対応しています。

緊急性のある患者さんや重症の患者さんは早急にかつ、安全に検査や処置が受けられるよう、受付後の問診時に緊急度を判断するトリアージシステムを導入しています。緊急で救急処置を要する患者さんの診療を最優先しておりますので、来院した順番が先でもお待ちいただく場合があります。

また、休日・夜間の診療や処置、検査にはお時間を要すること、応急処置が中心となり検査や薬の処方も必要最小限となる場合があることをご理解下さい。そのため、平日の日中に専門医師による診療や検査が必要になります。

症状や受診に関してお困りの事がございましたら、まずはご相談下さい。

『特定看護師による診療の補助業務実施の同意について』
詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

【外来化学療法室】

外来化学療法室は、大きな窓のあるゆったりとした治療スペースにベッドが12床あり、明るく静かな環境の中で治療を受けて頂けるようになっております。患者さんが安心でき、辛い治療期間もできるだけ自分らしく過ごせるように、相談室を設けて副作用相談に応じています。ボディイメージの変化(脱毛、色素沈着、爪の変形など)の相談には個別にゆっくり対応しております。 心配事や不安な気持ちを抱えながら通院される患者さんも多いと思います。お悩みのことは、様々な職種と連携をして対応していきますので、お気軽にスタッフへご相談ください。

 

【がん看護外来】

がん看護外来では、がんと診断されたり、治療方針が伝えられた後の気持ちのつらさや、治療・療養中のさまざまな疑問や不安に対し、がんに関する専門・認定看護師が解決策を一緒に考えていく支援を行っています。
詳細はこちらをクリックしてご覧ください。
 
【ストーマ外来】

ストーマ(人工肛門、人工膀胱)の手術を受けられた患者さんのストーマの管理やケアを指導しています。

術前の外来受診時に関わる外科、泌尿器科のスタッフが中心となり、皮膚・排泄ケア認定看護師と連携し、入院中から関わることで、退院後も安心して、受診、相談が出来るよう取り組んでいます。

在宅や、介護サービスで他者の協力を得て、ケアを受けられている方にも、統一したケアが行われるよう退院調整看護師や、ケアマネ、介護士など福祉のスタッフ、ご家族と連絡をとりながら、情報交換を行い、在宅での日常生活をより快適にすごせるよう、スキンケア方法、装具の交換方法、トラブル時の対処方法をはじめ、個人に合ったストーマ用品の選択や、新しい装具の紹介などを行っています。

他病院で手術をされた方のケアの相談にも対応しています。
詳細はこちらをクリックしてご覧ください

 

【リンパ浮腫外来
リンパ浮腫の患者さんに対し、医療リンパドレナージの手順から弾性着衣の申請まで
セラピストが指導いたします。
完全予約制で1人に対し、90分の時間を要し、お一人ずつのケア方法をお伝えします。

予約方法、費用など詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

 

【内視鏡室】

内視鏡室では年間5000件ほどの検査・治療を行っています。検診後の精査から内視鏡による治療まで、内視鏡専門医をはじめとした消化器医師7名、内視鏡技師2名・看護師・看護補助者・医療クラークで協力し合い、検査・治療を行っています。内視鏡検査は患者さんの不安や苦痛を伴うこともあるため、待合室に検査用のパンフレットやポスターなどを掲示し情報提供をしています。入院治療の患者さんには手術前後に病室に訪問し、治療の流れについて説明しております。

病棟看護師や医師と情報共有することで安全に治療が出来るように配慮しています。また緊急内視鏡にも24時間対応出来るような体制も取っております。患者さんや御家族の方が安心して、安全に検査・治療が受けられるよう、医師をはじめとするスタッフ全員で取り組んでいます。

 

【花泉診療センター】

医師は4名(常勤2名、非常勤2名)、看護師3名、放射線技師1名、検査技師1名で外来診療にあたっています。一般的な疾病に対応できる体制で、内科・外科の常勤医師に加え応援を得て脳神経外科も診療を行なっています。地域に密着した医療の提供を心がけて日々頑張っています。

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看護科教育プログラム

看護科理念に基づき、看護師一人ひとりが専門職として患者・家族に質の高い看護を提供できる看護を目指し、自己実現が図れるようにキャリア開発プログラムを導入し支援する体制をとっております。

 

【教育理念】

患者さんを尊重し、思いやりのある根拠に基づいた看護を提供する看護職員を育成します。

【教育目標】

1.患者・家族を尊重し、思いやりのある看護を実践するため、倫理的感受性や倫理的行動を培う。

2.看護の専門的知識・技術・態度を習得し、患者ニーズに対応できる臨床実践能力を身につける。

3.地域連携、チーム医療を推進するため、医療チームの一員として組織で行動できる能力を身につける。

4.専門分野の知識・技術を身につけ、実践できる。

 

キャリア開発プログラム(PDF)

看護科院内継続教育体系 (クリニカルラダー)

看護科院内継続教育体系 (マネジメントラダー)

 

 集合研修や各部署で企画された新人研修プログラムに沿って、実践を通して学んでいきます。フレッシュパートナー、クリニカルコーチ、教育担当者を中心に部署スタッフ全員が屋根瓦方式のバックアップで新人看護職員の精神的支援と基本的看護技術習得をサポートし、一人ひとりを大切に育成する体制をとっております。

R5年度新人看護職員教育・研修計画(PDF)

 

 

 

看護補助者研修プログラム(PDF)

 

採用時期に関わらず実践能力をふまえた教育を行っていくことで、多様な経験を持った中途採用看護師が不安なく環境に適応し、個人の能力を発揮できるような体制を整え、集合研修・OJTにおける研修プログラムに沿った個人の習熟度や環境への適応に応じた研修を進めていきます。

復職者・中途採用者看護職員研修プログラム(PDF)

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 当院の看護提供方式はPNSを導入しています。

 看護師が安全で質の高い看護を提供することを目的に、2人の看護師が良きパートナーとして、対等な立場でお互いの特性を活かし、お互いに補完し協力しあって、毎日の看護ケアをはじめ委員会活動、病棟の係の仕事に至るまで1年間を通じて活動し、その責任と成果を共有する看護提供システムです。

 

 各部署に於いて、チームリーダーを中心とした         

  1. 安心で安全な看護実践
  2. 看護の専門性の質向上 
  3. WLBの実現

を目標に掲げ、チームワークを大切にしながら、看護科キャッチフレーズでもある

「看護のたすきでつなぐ笑顔」で、よりよい看護が提供できるように取り組んでおります。

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当院には、専門看護師1名と、10分野11名の認定看護師(うち特定看護師1名)が在籍しています。各専門領域の役割を担い、チーム医療活動にも携わっています。

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認定看護師とは、日本看護協会が策定した資格認定制度の一つです。特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護が実践できる看護師のことを指します。

【がん性疼痛認定看護師】 伊藤 美和

がん患者さんでは、約70%の方が痛みを体験すると言われています。がん性疼痛看護認定看護師として、がんの痛み、気持ちのつらさを伺いながら、一人ひとりにあった鎮痛治療(鎮痛薬の使い方や副作用対策など)が受けられるよう支援します。 

<具体的な活動内容>

  • 医師・看護師・薬剤師と相談しながら、適切な痛みの治療、薬剤の使用を考えます。
  • 痛みや、痛み以外のつらい症状が緩和できるようにチーム医療を提供します。

がん化学療法看護認定看護師】 道上 美貴

がん化学療法看護認定看護師として、患者さんの病気や治療に対する思いに寄り添い、治療を受けながら今までの生活をできるだけ維持できるように、支援しております。

また、患者さんやご家族が、安心して安全に治療を受けることができるように、治療環境の整備や、医療スタッフの教育活動、チーム医療体制づくりも行なっています。

外来化学療法室に勤務しておりますので、患者さんやご家族の方だけでなく、院外の医療スタッフの方など、お困りのことがありましたら、いつでもご相談下さい。

<具体的な活動内容>

  • がん化学療法を受ける患者さん、ご家族への看護実践、意志決定支援、抗がん剤の投与管理、症状マネジメント、セルフケア支援
  • 他職種カンファレンスの実施
  • 研修会を通してのスタッフ教育活動
  • 院内スタッフからのがん化学療法に関する相談対応

 

【緩和ケア認定看護師】 松浦 真由美

緩和ケア認定看護師は、患者さん、家族が抱える、体や心、生活など様々な痛みやつらさを可能な限り和らげ、その人らしさを大切にし、生活していくことを支えます。
 緩和ケア病棟や緩和ケアチーム一員として活動しています。お困りごとがあれば、お気軽に
ご相談下さい。

<具体的な活動内容>

  • 緩和ケア病棟や、緩和ケアチームで、患者さんや家族の抱える身体や心、生活などの苦痛や苦悩を理解し、可能な限り和らげられるよう活動しています。
  • 治療や療養など、がんに限らず困っていることがあれば、一緒に考えていきます。
  • 地域全体の緩和ケアの質の向上のため、院内、院外の医療スタッフなどに、緩和ケアの知識や技術について研修を行っています。

 

乳がん看護認定看護師】 佐藤 美智子

乳がん看護認定看護師は、病名診断後の心理的サポート、多種多様な治療に対する意思決定支援、リンパ浮腫予防など、患者さんとご家族と共に治療上の悩みや副作用対策を含めた生活全般のサポートを行います。また、専門的知識・技術を患者さんの状況に応じてサポートが行えるようにスタッフへの実践・指導・相談対応を行っています。

<具体的な活動内容>

  • 診断期・治療期・緩和期の心理的サポートと治療上の選択支援
  • 腕のむくみ(リンパ浮腫)の予防や症状緩和に向けての支援
  • 手術を受けられる患者さんへの人工乳房・乳房再建・補整下着・ウィッグなどの情報提供や心理的サポート支援
  • 乳がん発症予防のために、自己検診や乳がん検診の啓蒙活動の実施
  • 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の遺伝性について情報提供などの支援

 

【感染管理認定看護師】 松澤 亮

 医師・薬剤師・臨床検査技師など多職種で構成される感染制御チームのメンバーの一員として、感染対策を推進し、患者さんや職員を始め、面会者や訪問者など磐井病院に関わる全ての人を、医療関連感染から守るために活動をしています。
 また、院内だけでなく、地域全体でより良い感染対策を実践できるように地域での活動も行っています。

<具体的な活動内容>

  • 感染予防対策マニュアル等のシステム作り(医療関連感染対策や感染症発生時の対応など) 
  • 医療関連感染サーベイランス(薬剤耐性菌、血流感染や手術部位感染など)
  • 院内ラウンド
  • 教育(院内外で感染研修会や地域の手洗い教室等実施)
  • 相談(院内外より感染管理に関する相談)
  • 職業感染防止(針刺し事故や流行性疾患等から職員を守るための活動)
  • 抗菌薬適正使用支援(抗菌薬の適正使用に向けての取り組みの実施  
  • 地域の感染対策に関する支援

【皮膚・排泄ケア認定看護師】 小野寺 喜代

皮膚・排泄ケア認定看護師は別名 WOCと呼ばれています
W(wound)創傷 O(ostomy)オストミー C(continence)失禁ケアを提供する看護師です。
具体的にはW(wound)褥瘡(床ずれ)などの傷の予防や創の治りを良くするためのケアの提供や胃ろう周辺のスキンケア、その他スキンケア全般への支援をします。
O(ostomy)ストーマケアの提供 生活の支援、C(continence)排便障害や失禁に関するケアの提供 おむつの選択 失禁用具の選択等を行います。

院内外の様々な職種と協力しながら、患者さんやご家族が安心してよりより生活ができるようにお手伝いしたいと思います。
 

<具体的な活動内容>

  • 褥瘡をはじめスキントラブルの予防に取り組んでいます。
  • 褥瘡予防対策チームに所属し、多職種とともに褥瘡やスキンーテアの予防対策・傷の治りを良くするための取組みを行っています。
  • 排泄ケアチームに所属し、多職種とともに排泄の自立支援に取り組んでいます。
  • 褥瘡・ストーマ・失禁ケアを必要とする方やそのご家族の支援を行っています。
  • 皮膚・排泄ケアに関する相談対応や指導を行っています。
  • 地域に向けて褥瘡や創傷予防、ストーマケアに関する啓蒙活動を行っています。
  • 皮膚・排泄ケア分野に関する研修会を行っています。

 

【新生児集中ケア認定看護師】 四垂 真弓

2013年から新生児集中ケア認定看護師として産科・小児科・新生児科病棟で勤務しています。
私の役割は生まれてきた赤ちゃんが新しい環境にて応していけるよう、急激な変化を予測し、成長発達の促進や親子関係を築けるための看護ケアを提供しています。また、言葉で表現できない赤ちゃんの小さなサインを読み取り、一人一人に合わせた看護を提供できるよう、スタッフの知識や技術の習得に向けた支援を行っています。
御両親が自宅で自信をもって育児ができるように、さまざまな医療スタッフと一緒にお手伝いをさせて頂いております。

<具体的な活動内容>

  • 急性期にある新生児の初期対応と看護ケアの実践・御家族への支援
  • 新生児に関わるスタッフへの勉強会を通しての教育活動
  • 新生児に関わる他職種との連携、カンファレンスの実施
  • 出生早朝から母乳育児支援
  • 院内外から新生児に関する相談対応
  • 新生児科入院児の退院後の在宅療養支援(在宅訪問)と外来でのフォロー
  • 新税児蘇生法(NCPR)の普及活動(院外でも普及活動を実施しています。)
  • どこでも医療講座の開催「子どもの皮膚」「こんな時どうする、応急処置について」など
    子どものアレルギーや皮膚ケア、応急処置についてお話ししています。是非、ご活用ください。

 

【手術看護認定看護師】 門間 りえ

2009年に手術認定看護師の資格を取得し、手術室で勤務しております。
手術を受ける患者さんは不安や恐怖感を抱きます。そのような患者さんに寄り添い、安心して手術に臨めるよう身体的・精神的ケアを行っております。術前訪問による情報提供や心理的支援、手術中の安全な体位固定や体温管理等を行いながら他の医療スタッフと連携して手術をサポートします。

2022年からは、麻酔科医師を中心とした「術後疼痛管理チーム」の一因として、病棟と連携して手術後の痛み軽減に取り組んでいます。日々進化する手術医療に対応し、質の高い周術期看護が実践できるよう、スタッフの指導や関連病棟・外来からの相談にも対応しております。
 手術や麻酔について不安や、疑問がありましたら一緒に解決いたしますのでいつでも相談ください。

 <具体的な活動内容>

  • 周術期の看護実践(患者さん、ご家族への心理的支援と手術中のケア)
  • 手術室スタッフへの現場指導、教育
  • 手術関連病棟、外来看護師への指導や相談への対応
  • 術後疼痛管理チーム活動による手術後の疼痛緩和への取り組み
  • 手術にかかわる他職種との連携

    

【認知症看護認定看護師】 石川 秀輝

2022年に認知症看護認定看護師の資格を取得し、院内でオレンジサポートチームとして活動しております。認知症高齢者は、2025年には約700万人(65歳以上の5人に1人)に達することが見込まれており、今や認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気です。認知症と診断がされても、周囲や地域の理解の協力の下、希望を持ち、住み慣れた地域の中で尊厳が守られ、自分らしく暮らしていける社会作りが必要とされております。認知症の人を個性、思い、人生の歴史等を持つ主体として尊重し、できる限り意志や価値観に共感し、できないことではなく、できることやできる可能性のあることに目を向けて、本人が有する力を最大限に活かしながら、地域社会の中で本人のなじみの暮らしやなじみの関係が継続できるように支援を行っていきたいと考えております。

 

<具体的な活動内容>

  • 認知症者の入院前生活状況の確認
  • 認知症の各期に応じた療養環境やケア体制の整備
  • なじみの環境などの継続性への支援
  • BPSD、せん妄に関する相談対応
  • 家族サポート
  • 認知機能評価
  • オレンジサポートチーム研修会
  • オレンジサポートチームケアラウンド(脳神経内科医師、精神科医師、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士、リハビリテーションスタッフ、臨床検査技師、看護師等が毎週各病棟をラウンド)

 

【透析看護認定看護師】 三浦 真奈美

透析看護認定看護師は、透析を必要とする患者さん・家族の方々に専門的知識と技術を用いて個別的なケアを提供すること、他の職種と連携し患者さんの療養生活を支え、患者さんがその人らしく、生きがいや生活目標をもってより良い生活が送れるようサポートを行います。
透析室に勤務しておりますので、腎臓病や透析についての不安や、聞いてみたいことがありましたらご相談ください。

<具体的な活動内容>
  • 腎臓病の進展予防
  • 腎代替療法(HD、PD、腎移植、保存的腎臓病療法)の選択支援
  • 専門的知識・技術を用いて安全・安楽な質の高い透析治療の提供
  • 合併症予防
  • 透析看護に関する相談
  • 透析に関わるスタッフへの勉強会を通しての教育活動

 

【クリティカルケア認定看護師/特定看護師】  小野寺 康



2022年度にクリティカルケア特定認定看護師を取得しました。「クリティカルケア」とは救急外来や重症室(ICU)に限らず、急性期のケアを担う認定看護師の分野です。また、特定看護師とは2015年より開始された制度で、「看護師に係る看護師の特定行為研修」を修了した看護師です。手順書に従い、医師の指示を待たずに人工呼吸器の設定変更や点滴による血圧調整等を行うことができます。
 突然の疾病発症や事故などは心身や生活に大きな変化を起こし、患者さんとその御家族にとって身体的・精神的にストレスが大きい状態になります。その中で患者さんやご家族に対し、発症時から状態が安定するまでの間、熱練した知識と技術を用いて治療のサポートや看護ケアの提供を役割としています。
 また、病態が悪化しないよう、急変の予兆を評価し早期介入をすることで重症化予防も行います。
 患者さんの状況が軽減し、ご家族も安心してお待ちいただけるような救急外来、安心して療養生活が送れるような入院生活のサポートをさせて頂ければと思います。

〈具体的な活動内容〉

● 救急外来での初期対応と看護ケアの実践。また、ご家族への支援
● バイタルサイン、呼吸と循環のフィジカルアセスメントの実践とスタッフへの指導・教育
● 救急外来受診時の緊急度判(バイタルサインや症状、創傷の程度などから、優先的に診療する患者さんを判断する)の実践とスタッフへの指導・教育
● 人工呼吸器装着中の患者へ人工呼吸器の早期離脱・合併症予防に向けて、多職種と連携したケアの提供
● 演習を通しての急変時の対応、救急蘇生法などの学習会の開催
● 看護師の特定行為実践と院内実習への指導・サポート
● どこでも医療講座の開催「こんな時どうする?応急処置を知ろう」
緊急時の処置についてお話しています。ぜひ、ご活用ください。


専門看護師は、特定の専門看護分野の知識・技術を深め、水準の高い看護ケアを提供することで、保健医療福祉の発展への貢献、看護学の向上をはかることを目的として、日本看護協会において認定されています。

【がん看護専門看護師】 千葉 美穂

2014年にがん看護専門看護師の認定を受けました。がんという病気がもたらすさまざまな苦痛や困難を理解し、患者さん・ご家族が大切にしていることを伺いながら、揺らぐ気持ちにに寄り添い、納得した上で治療・療養できるような方法を一緒に考えていきたいと思っています。
 また、日々進歩するがん医療の知識を深め、院内外の相談に応じながら、地域のがん医療・看護の質の向上に努めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

<具体的な活動内容>

  • がん患者様・ご家族の治療・療養の意志決定への支援
  • 患者さん・ご家族と関わる多職種との連携、カンファレンスの実施
  • がん患者さん・ご家族に関連する相談対応
  • 院内研修会や地域での研修会を通しての教育活動
  • がん患者さん・ご家族へより良い看護を提供するための研究活動

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看護科委員会紹介

1.教育委員会

【目標】

(1)  個人を尊重し、思いやりを持って人々と関わることができる態度を育成する

(2)  個人の目標に基づいたキャリア開発・看護実践を通し、自己啓発ができるように育成する

(3)  個人の看護実践指標に応じたキャリア開発ができるよう、看護実践、人間関係、管理、教育・研究に対する学習の機会を提供する

【活動内容】

(1)  看護の専門的な知識、技術を段階的に習得できる

(2)  新人教育体系、キャリア開発ガイドラインの見直し、キャリア支援を行う

(3)  認定看護師・専門看護師を活用し、知識・技術の標準化を図る

 

2.臨地実習指導委員会

【目標】

教育機関と連携し、効果的な実習ができるよう実習環境を整える

【活動内容】

(1)  教育機関との連絡会

(2)  安心・安全な実習環境の提供と実習指導の実践

(3)  臨地実習指導者の育成

(4)  地域への看護情報発信

 

3.業務改善委員会

【目標】

(1)  看護提供システムの検討を行い、ペア制での業務の推進を図る

(2)  ケアの提供を行う患者受け持ち制の推進を図る

【活動内容】

(1)  ペア制での業務を推進し安全・安心な看護の提供を図る

(2)  受け持ちの看護師の役割発揮

(3)  看護の質の向上、接遇

 

4.看護研究委員会

【目標】

(1)  看護実践に基づいた研究を支援する

【活動内容】

(1)  日々の看護実践の中から研究課題を明確にし、取り組むことができるよう支援する。

 

5.褥瘡予防対策部会

【目標】

褥瘡発生率0.05以下にする

【活動内容】

(1)褥瘡発生因子の評価を適切に行い、個別性のある看護提供をする

(2)実践可能な褥瘡予防対策マニュアル作成

(3)多職種連携しチーム医療の推進

 

6.リンクナース部会

【目標】

感染対策の標準化および統一化

【活動内容】

(1)  手指衛生の徹底

(2)  針刺し・血液暴露事故防止

(3)  環境整備

 

7.セーフティーマネージャ部会

【目標】

安全・安心な看護の提供

【活動内容】

(1)  患者誤認防止

(2) 誤薬防止

(3)  アセスメントを適切に行い、転倒転落予防

(4)  5R・5Sの徹底

 

8.クリニカルパス部会

【目標】

院内クリニカルパス委員会と連携し、看護職員のクリニカルパスの運用推進・作成推進・効果的活用推進を図る

【活動内容】

(1)  クリニカルパスの運用・作成・修正

(2) クリニカルパスの運用に向けた教育・研修

 

9.緩和ケアリンクナース部会

【目標】

(1)緩和ケアに関する活動の推進

【活動内容】

(1)緩和ケアに関する研修会の開催

(2)症状コントロールのアセスメント、評価の検討

(3)事例検討開催

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